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201104
出所
- 29-04-2011 (金)
- 日記
三泊四日の入院をしてをりました。本日退院。
小手術です。頭や胸や腹を開くものではないのですが、もうそれはそれは濃度の高い四日間でした。
(中略)
うちに歸つたら食いたかつたものがこれ。
豚ロオスの鹽麹燒き。
三時間しか漬けられなかつたのですが、そのうまいこと。二枚四百五十圓の肉が高級店(?)の味に。
療養はもう少し續くのですが、長年の「こまりごと」が輕減してまずは一安心。
附録の解説はしきりに「つまらん作品」と言つてゐるのですが、藝術とは「いかに表現するか」が本性なのでして、手堅く優美なかうした演奏に接すると、つくづくさう思はされるわけです。
なにせ男性(聲)は地味なバリトン一人で、あとはソプラノばかり。あとはバレエ。
でもつて、むせ返るやうなお色氣がそこかしこに。
『グレトリー:歌劇「セファルとプロクリス」(一七七三・全曲)』Ricercar/MRIC302
成熟したバロツクの艶やかな味はひ。
Enrico Gattiがアブラの乗つた1995年の録音。
樂器の鳴らしかたのなんとうまいこと。
『VERACINI•SONATE A VIOLINO SOLO, E BASSO』ARCANA/A325
うまみ
- 24-04-2011 (日)
- 日記
鹽麹にハマりました。わざわざ賣ふやうなものではなく自家製です。
野菜、肉、魚、豆腐となにを漬けても旨くなる萬能調味料。
今囘は鶏胸肉を三日間漬けたものを燒いてみました。油は使はずとろ火で蓋をして燒きます。うまい具合に焦げ目もついて、味のはうも淡白な胸肉に旨味と薫りが・・・
新橋演舞場~昼の部
- 23-04-2011 (土)
- 演奏会・舞台
『お江戸みやげ』
『一条大藏譚(檜垣、奥殿)』
『封印切』
三階最前列中央。
『お江戸みやげ』は、おゆうの翫雀だけ。お辻は今休養中のあの役者しかいないかなあ。最後にはなんとか舞臺から情が出たけど。
『一条大藏譚』は安心して見ていられた。だれがどうといふこともなく、しかしキチンと美味しくいただきました。時藏が美麗。
『封印切』は、おえんの秀太郎と忠兵衛の藤十郎の間の良さを堪能。キメることをはきちんとキメた芝居は氣持ちの良いもの。幕切れはのび過ぎ。これは藤十郎の惡いところ。それにしても若い。
『一条大藏譚(檜垣、奥殿)』
『封印切』
三階最前列中央。
『お江戸みやげ』は、おゆうの翫雀だけ。お辻は今休養中のあの役者しかいないかなあ。最後にはなんとか舞臺から情が出たけど。
『一条大藏譚』は安心して見ていられた。だれがどうといふこともなく、しかしキチンと美味しくいただきました。時藏が美麗。
『封印切』は、おえんの秀太郎と忠兵衛の藤十郎の間の良さを堪能。キメることをはきちんとキメた芝居は氣持ちの良いもの。幕切れはのび過ぎ。これは藤十郎の惡いところ。それにしても若い。
雲助月極十番之内 參番@日本橋劇場
- 18-04-2011 (月)
- 演奏会・舞台
『欠伸指南』雲助
~仲入り~
『おせつ徳三郎』雲助
黒糖燒酎が全身に廻つた頃合ひに着席。
『欠伸指南』とか『茶の湯』は、氣分が出ないと難しいが、妙にダレるのも困る。そこは雲助。指南役はあくまでもキチンとした藝をもちつつ、噺は小氣味よく進んでゆく。良い。
こんな『おせつ徳三郎』があるとは知らなかつた。まるまる六十分。刀屋になる前の、主人と小僧の會話のおもしろさといひ、刀屋でのやりとりといひ、絶品。サゲは心中をこわさない粋なもの。これもはじめて聽く。
雲助にはかへつて失礼だが、これは木戸錢以上の藝。
~仲入り~
『おせつ徳三郎』雲助
黒糖燒酎が全身に廻つた頃合ひに着席。
『欠伸指南』とか『茶の湯』は、氣分が出ないと難しいが、妙にダレるのも困る。そこは雲助。指南役はあくまでもキチンとした藝をもちつつ、噺は小氣味よく進んでゆく。良い。
こんな『おせつ徳三郎』があるとは知らなかつた。まるまる六十分。刀屋になる前の、主人と小僧の會話のおもしろさといひ、刀屋でのやりとりといひ、絶品。サゲは心中をこわさない粋なもの。これもはじめて聽く。
雲助にはかへつて失礼だが、これは木戸錢以上の藝。
季節のせい?
- 18-04-2011 (月)
- PDDのこと
このところ聽覺が過敏。
人の聲、特に女性の高い聲が耳にこたへる。
頭の芯の疲れとカラダの脱力も。
ちとヤバいかも・・・
若手アンサンブルLes Ombres。くつきりとした情感で描くF.CouperinとColin de Blamont。『リユリ賛』では俳優を起用し、當時の發音で題詩を演じてゐます。これは扮装や身振りも伴つてゐたはず。ぜひ見たい!かうして若い人がどんどん前に出てくるのは良いこと。
惜しむらくは獨唱カンタアタの發音が現代調?
『CONCERT CHEZ LA REINE』AMBRONAY/AMY301
▲『Lambert/Lully•Airs de Cour』ACCENT/ACC24232
▲G.G.Kapsberger『I Pastori di Bettelemme』ACCENT/ACC24231
▲Ch.Graupner『Fagott - und Violinkonzerte』Carus/83.443
▲Pla『Concertos For Oboe』dhm/88697822162
▲『カレザーナとヴィネツィアーノのエレミアの哀歌集』GLOSSA/GCD922602
▲G.A.Prescianello『プレシャネッロ 協奏曲、シンフォニアと序曲』GLOSSA/GCD922506
▲『ピアノ・エ・フォルテ~1730年頃のメディチ家の音楽』GLOSSA/GCD922504
▲『Blow - Purcell Odes & Songs』MIRARE/MIR109
▲『BERG WEBERN SCŒNBERG』naïve/V5240
▲J.S.Bach『St. MATTHEW PASSION』CHANNEL CLASSICS/CCSSA 32511
▲『Dmitry Egerov : Il primo uomo』dhm/8897816252
▲G.Ph.Telemann『Orpheus』dhm/88697805972
▲A.Vivaldi『La Stravaganza』Virgin Classics/50999 5193002 8
▲J.S.Bach『Dialogue Cantatas I』CHALLENGE CLASSICS/CC72288
▲J.S.Bach『New Year's Cantatas』CHALLENGE CLASSICS/CC772296
▲J.S.Bach『Ascension Cantatas』CHALLENGE CLASSICS/CC772285
▲J.S.Bach『Solo Cantatas For Alto And Tenor』CHALLENGE CLASSICS/CC72282
▲J.S.Bach『Funeral Cantatas』CHALLENGE CLASSICS/CC72286
▲J.S.Bach『Wedding Cantatas』CHALLENGE CLASSICS/CC72284
▲J.S.Bach『Kaffe-Kantate』CHALLENGE CLASSICS/CC72280
▲J.S.Bach『"Actus Tragicus"』CHALLENGE CLASSICS/CC72289
人の聲、特に女性の高い聲が耳にこたへる。
頭の芯の疲れとカラダの脱力も。
ちとヤバいかも・・・
若手アンサンブルLes Ombres。くつきりとした情感で描くF.CouperinとColin de Blamont。『リユリ賛』では俳優を起用し、當時の發音で題詩を演じてゐます。これは扮装や身振りも伴つてゐたはず。ぜひ見たい!かうして若い人がどんどん前に出てくるのは良いこと。
惜しむらくは獨唱カンタアタの發音が現代調?
『CONCERT CHEZ LA REINE』AMBRONAY/AMY301
▲『Lambert/Lully•Airs de Cour』ACCENT/ACC24232
▲G.G.Kapsberger『I Pastori di Bettelemme』ACCENT/ACC24231
▲Ch.Graupner『Fagott - und Violinkonzerte』Carus/83.443
▲Pla『Concertos For Oboe』dhm/88697822162
▲『カレザーナとヴィネツィアーノのエレミアの哀歌集』GLOSSA/GCD922602
▲G.A.Prescianello『プレシャネッロ 協奏曲、シンフォニアと序曲』GLOSSA/GCD922506
▲『ピアノ・エ・フォルテ~1730年頃のメディチ家の音楽』GLOSSA/GCD922504
▲『Blow - Purcell Odes & Songs』MIRARE/MIR109
▲『BERG WEBERN SCŒNBERG』naïve/V5240
▲J.S.Bach『St. MATTHEW PASSION』CHANNEL CLASSICS/CCSSA 32511
▲『Dmitry Egerov : Il primo uomo』dhm/8897816252
▲G.Ph.Telemann『Orpheus』dhm/88697805972
▲A.Vivaldi『La Stravaganza』Virgin Classics/50999 5193002 8
▲J.S.Bach『Dialogue Cantatas I』CHALLENGE CLASSICS/CC72288
▲J.S.Bach『New Year's Cantatas』CHALLENGE CLASSICS/CC772296
▲J.S.Bach『Ascension Cantatas』CHALLENGE CLASSICS/CC772285
▲J.S.Bach『Solo Cantatas For Alto And Tenor』CHALLENGE CLASSICS/CC72282
▲J.S.Bach『Funeral Cantatas』CHALLENGE CLASSICS/CC72286
▲J.S.Bach『Wedding Cantatas』CHALLENGE CLASSICS/CC72284
▲J.S.Bach『Kaffe-Kantate』CHALLENGE CLASSICS/CC72280
▲J.S.Bach『"Actus Tragicus"』CHALLENGE CLASSICS/CC72289
新橋演舞場~夜の部
- 10-04-2011 (日)
- 演奏会・舞台
『繪本太功記 尼ヶ崎閑居の場』
『男女道成寺』
『権三と助十』
三階最前列中央。
「尼ヶ崎」は時代物らしく顔を揃へた。みんながそれぞれの勤めを果してゐるのはよくわかるが、それ以上でもない。樣式美を鑑賞すればよいだけのもの?舞臺の中心にゐる團十郎が水準に達してゐない。中味がすつぽぬけ。皐月の秀太郎が良いだけなのはさみしい。
「男女道成寺」は堪能。菊之助も松緑もきちんと踊れてゐるし、戀の手習ひでは、娘道成寺ではそこにゐない「男」がここでは幻のやうに現前してゐて、これはすばらしい。外は滿開の櫻。美酒の心地。
「権三と助十」は、最後のどんでん返しだけのもの。これで一時間二十分はツライ。役者もかわいそう。助八の亀三郎が良い。
『男女道成寺』
『権三と助十』
三階最前列中央。
「尼ヶ崎」は時代物らしく顔を揃へた。みんながそれぞれの勤めを果してゐるのはよくわかるが、それ以上でもない。樣式美を鑑賞すればよいだけのもの?舞臺の中心にゐる團十郎が水準に達してゐない。中味がすつぽぬけ。皐月の秀太郎が良いだけなのはさみしい。
「男女道成寺」は堪能。菊之助も松緑もきちんと踊れてゐるし、戀の手習ひでは、娘道成寺ではそこにゐない「男」がここでは幻のやうに現前してゐて、これはすばらしい。外は滿開の櫻。美酒の心地。
「権三と助十」は、最後のどんでん返しだけのもの。これで一時間二十分はツライ。役者もかわいそう。助八の亀三郎が良い。
だるさ
- 09-04-2011 (土)
- PDDのこと
四月はキケンな月なのです。
なぜかといふと、まず花粉症まつさかりの最中といふこと。それから、氣温や氣壓の變動が大きくて體調がゆさぶられること。そして、人事異動のために職場環境が大きく變化するという數數の要素が重るからです。さらに、今年は、地震による生活と仕事の變化と月末の手術といふ不安要素が大きく附加されてしまひました。
樣樣なストレスを意識下にためこんでゐるのでせうか。このところ、土日は、カラダのだるさ、めまひ、立ちくらみが多くなつてゐます。しばらく横になればいくらかマシになります。
すこしツライ日々です。
Carissimiを聽くならこれ!といふ一枚が登場。
「ヨナ」「イエフタ」「エゼキア」「ヨブ」の聖書中の人物の逸話集。ごく控へ目な器樂に支へられて語る歌手の粒ぞろひ。劇的であることをことさら強調しない表現のたしかさ。
『CARISSIMI ORATORIOS』ATMA/ACD2 2622
ガンバの獨奏といふと、少し前まではその澁い音色と低い音域のためか、ともすれば幽玄の丗界に人を誘ふてゐました。しかし、必ずしもさうではないのですね。年齢が不明なのですが、比較的若い人なのでせうか、Ralph Rousseau Meulenbroeks。
AllegroはAllegroに、AdagioはAdagioに、きちんと指定のまま奏してゐます。
拍が生きてゐる。それで良いのです。
『gambomania | RALPH ROUSSEAU』CHALLENGE CLASSICS/CC72334
出た!古樂マニアならヨダレをたらして喜ぶ一枚。
アンサンブルの全員が第一線の人たち。Stylus Phantasticus。前囘のG.Muffatに續くはドイツの北へ。J.A.Reinckenの器樂集。イタリアとフランスが混在する獨特の樣式。それぞれの音がかけがへのない味はい。
Hortus Musicus Vol.Iとな。次作があるといふことですね。よろしく。
『Hortus Musicus』ACCENT/ACC24217
なぜかといふと、まず花粉症まつさかりの最中といふこと。それから、氣温や氣壓の變動が大きくて體調がゆさぶられること。そして、人事異動のために職場環境が大きく變化するという數數の要素が重るからです。さらに、今年は、地震による生活と仕事の變化と月末の手術といふ不安要素が大きく附加されてしまひました。
樣樣なストレスを意識下にためこんでゐるのでせうか。このところ、土日は、カラダのだるさ、めまひ、立ちくらみが多くなつてゐます。しばらく横になればいくらかマシになります。
すこしツライ日々です。
Carissimiを聽くならこれ!といふ一枚が登場。
「ヨナ」「イエフタ」「エゼキア」「ヨブ」の聖書中の人物の逸話集。ごく控へ目な器樂に支へられて語る歌手の粒ぞろひ。劇的であることをことさら強調しない表現のたしかさ。
『CARISSIMI ORATORIOS』ATMA/ACD2 2622
ガンバの獨奏といふと、少し前まではその澁い音色と低い音域のためか、ともすれば幽玄の丗界に人を誘ふてゐました。しかし、必ずしもさうではないのですね。年齢が不明なのですが、比較的若い人なのでせうか、Ralph Rousseau Meulenbroeks。
AllegroはAllegroに、AdagioはAdagioに、きちんと指定のまま奏してゐます。
拍が生きてゐる。それで良いのです。
『gambomania | RALPH ROUSSEAU』CHALLENGE CLASSICS/CC72334
出た!古樂マニアならヨダレをたらして喜ぶ一枚。
アンサンブルの全員が第一線の人たち。Stylus Phantasticus。前囘のG.Muffatに續くはドイツの北へ。J.A.Reinckenの器樂集。イタリアとフランスが混在する獨特の樣式。それぞれの音がかけがへのない味はい。
Hortus Musicus Vol.Iとな。次作があるといふことですね。よろしく。
『Hortus Musicus』ACCENT/ACC24217
栽培メモ
- 03-04-2011 (日)
- 日記
蘭の鉢を點檢する。昨日から二日がかり。
鉢をあけてフカ根を整理し、そのまま同じ用土で植ゑるだけの作業なのだが、かなり疲労。
背中と腰と足と目に來る。
四十ほどの鉢のうち、樂鉢に植ゑてゐる春蘭はおほむね去年なみ。
昨春、化粧鉢にした秋蘭は根がぞろり落ちてしまつた。これはたいへん。
春蘭と同じ用土の所為かも。思ひ切つてシンビジウムの用土に切り替へる。
根の樣子からして、どうやら乾燥氣味のはうが好きなやうだ。
今年は花が遅くてこのまま待つてゐたのでは作が遅くなつてしまふ。
花はすべて切り、液肥を遣つて今年の作にとりかかる。
▲J.H.Schmelzer『シュメルツァーの音楽世界』Arcana/Mer-A339
▲G.de Machaut『ノートルダム・ミサ』æon/MAECD1093
▲G.Ph.Telemann『オーケストラのための組曲全集 I 』Caro Mitis/CM008-2007
▲A.Vivaldi『フルート協奏曲さまざま』Alpha/Alpha174
▲J.S.Bach『ミサ・ブレヴィス第一番・第4番/小モテット』Alpha/Alpha170
鉢をあけてフカ根を整理し、そのまま同じ用土で植ゑるだけの作業なのだが、かなり疲労。
背中と腰と足と目に來る。
四十ほどの鉢のうち、樂鉢に植ゑてゐる春蘭はおほむね去年なみ。
昨春、化粧鉢にした秋蘭は根がぞろり落ちてしまつた。これはたいへん。
春蘭と同じ用土の所為かも。思ひ切つてシンビジウムの用土に切り替へる。
根の樣子からして、どうやら乾燥氣味のはうが好きなやうだ。
今年は花が遅くてこのまま待つてゐたのでは作が遅くなつてしまふ。
花はすべて切り、液肥を遣つて今年の作にとりかかる。
▲J.H.Schmelzer『シュメルツァーの音楽世界』Arcana/Mer-A339
▲G.de Machaut『ノートルダム・ミサ』æon/MAECD1093
▲G.Ph.Telemann『オーケストラのための組曲全集 I 』Caro Mitis/CM008-2007
▲A.Vivaldi『フルート協奏曲さまざま』Alpha/Alpha174
▲J.S.Bach『ミサ・ブレヴィス第一番・第4番/小モテット』Alpha/Alpha170
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